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「あっ…
なかなか良いものだな」
「何星夜君いつもぱぱんとままんになでなでしてもらってんじゃないの―」
「親は家にはめったに帰らん」
悲しげに下をむく星夜
「まっ金持ちだからなっ!仕事が忙しいんだ金持ちだからなっ」
「そっか」
風は星夜の家に着くまでずっと頭をぽんぽんしていた
星夜の家につくまで沈黙が続いたが決して気まずくはなかった
むしろ心地よい沈黙だった
夜空の星は2人を見守るようにキラキラと小さな輝きを放ち自らの命の火を燃やしている
「綺麗な夜空だね星夜君
君の名前はとっても美しいねぇこの夜空の星って意味でしょ
僕の次に幻想的かつ美しい」
「お前の次とゆうのは気に食わんが
今日の夜空は確かに美しい
お前と一緒だからか?」
少しだけ驚く風
逃げるように話をかえる
「あっ星夜君お家着いたよ―ん」
「おっおうじゃあ貴様、光の如く家に帰れよ」
「はいはい」
少しだけ星夜に微笑みかけ来た道を戻る風
その背中を愛おしそうに見つめる星夜
「気を付けて帰れよ
アンパンマン」
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