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「諜報機関という意味ですか? なるかもしれないですね。でも、武器という意味で言うと、彼女の方が。。。」
「それは何となく知っているよ。この機関の誰もが知っている。」三葉が応えた。
千鶴の能力は、物を破壊したりすることだったが、そう、いつもできる類のものではない。
彼らの能力をここで試してくれとは、流石に誰も言わなかった。
当然だった。この機関の特異性を誰もが分かっているからだ。
「それじゃぁ、君達二人はもう、いいかな。
俺達3人で申請書を作成するから、途中までできた時点で目を通してくれ。
君達二人にとって足りないものを付け加えてくれればいいだろう。」
「そうですね。」野田と彼女2人は頷いた。
野田と二人で部屋を出ると、彼が聞いてきた。
「なんで、南波さんも同様のことができるって知っているんだ?」
「あら、あなただって知ってるんでしょ?同じことよ。」
「・・・・」
「悪いけど、南波さんは私の部屋に遊びに来ただけよ。そしてそれを絵に描いただけ。」
それでも彼は黙っていた。
「そんなことより、私達に必要なのは、暇な時間に何をするかって言うことよね。」
その話は打ち切りにして、今回のミッションのことを話した。「本を読むとか?」
「ほとんど、そうなると思うけれど、でも、時々はあの3人の仕事を見て纏め上げていくのも仕事のうちよ。」
「それは、三葉さんがやるんじゃないのか?」
「偏っちゃうでしょ。同業者同士じゃ。。。」
「そんなものか。」
「そんなもんでしょ。」多分。。。でも他にもやることは、かなりでてくるはず。。。
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