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明朝の霧が晴れた時、私は云った。
「では、約束道理。探しに行こうか」
私は重い腰を浮かせて、私が出た木々の間へと再度分け入る。
土は依然湿っており、足裏がずっしりと土に埋もれる感覚は懐かしくも思えた。
「この道だって、わかるんですか?」
彼女の質問を外に、私は木々の紋様に触れながら、今まで辿った道程を今再度脳裏に映した。
「私は記憶した道は木々を見たり触れたりするだけで思い出せる」
とはいえ、集中力はやはり多少なりとも必要な為、あまりながら作業はできないのだ。
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