全ては『蒼』から

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「海は、私の小さな悩みなんか吹き飛ばしてくれる」 そう云って、彼女は海より遠くを見据えるようにじっと観ていた。 「――そう、思ったの」 私はその呟きを聞いて、彼女の右隣に腰掛ける。 私は言いたい事が、言いたい言葉があった。 「それは、きっと違うだろう」
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