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先生は少し怒り気味に言う。
「誰か知ってる人が居れば教えて下さい」
俺は龍治の事を言おうかと思ったがやめた。
先生に色々聞かれるのも面倒臭いし、俺がいったせいで龍治が起こられたら嫌な気分になる。
「本当に知ってる人はいないんですね?なら次はみなさんの自己紹介をしてもらいましょう」
先生は俺の横の列の一番前の女子を見る。
「え、あたしぃ?無理無理。あたしが先に自己紹介とかマジメありえないんですけどぉ?あたし一番最後でいいし」
一番前の金髪ロール女は自己紹介をするつもりが無いようだ。
それに先生に向かってあんな態度とるなんて。
「それじゃあそこの君は?」
次に先生は廊下から一列目の前から三番目の男子を見る。
その男子は不良っていうよりギャル男みたいな感じだ。
髪の色はダークブラウンで両耳にピアスを付けている。
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