2-A

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「え?俺っすかぁ?別に良いですけど何言えば良いんすか?」 ギャル男は多少やる気ある様だが先生に向かってあんな態度をとるのはどうかと思う。 てかこんな駄目駄目な学級で本当に俺やってけるのか不安だな。 「自分の名前、趣味、特技くらいで大丈夫だ。これだけで足りないなら他に言っても構わない」 先生が言うとギャル男はゆっくりと立ち上がり自己紹介を始めた。 「名前は黒井竜也っす。趣味はピアスで特技は特にないっす。一年の時はC組でした。夜行性なんで気が合う人は宜しくっす」 黒井と名乗った人はそのまま席に座る。 そして先生だけが拍手をした。 俺も拍手しようと思ったが恥ずかしいので止めた。 「それじゃあ順番にいこうか。じゃあ次に君が自己紹介してくれ」 黒井の後ろは遅刻か欠席してるみたいだったのでその次の男子を指した。image=418244277.jpg
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