大谷 龍治

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なら龍治に図書室で待っているってメールを打っておこっか。 俺は携帯を取り出し新規作成のボタンを押したと同時に教室のドアが開いた。 一瞬龍治だと思いドアの方を見たがドアを開けたのは担任だった。 俺はまた携帯を見てさっきより早くボタンを押した。 【龍治が戻ってくるまで図書室で待ってるね😃戻ってきたら図書室きて】 先生が教卓の前に立ち、何かを言う前に送信をした。 それから携帯をポケットの中にしまい先生の方を見る。 「今は朝より人数が居ますが少し帰った人もいるみたいですね。明日は帰る人がいないようにちゃんと注意をしてあげて下さい。今日は電話はしませんが明日からはサボったりした場合は家に電話をかけます」 先生は数秒間を開けてから再び口を開く。 「ええ。そして自己紹介の続きは明日のロングホームルームにします」
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