想い

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あの夜から一ヶ月が過ぎた俺たちは相変わらず一緒にいる 悠は俺と友人に戻ることを決めた 俺をそれを受け入れた あのとき言葉にしなくてもいつかはこんな日がくることはわかっていたから悲しかったけど悠を失わずにすんだことに酷く安堵した 誰がなんと言おうが変わらない それが俺の いや俺たちが決めたことだ 今はまだ不思議な感じがする 悠・・・ 泣き虫なお前を守りたかったなんて言ったら笑うだろうな・・・ 悠ごめんな お前にたいせなこと決めさせちまって 俺みたいなだめな男と一緒にいたらいけないと思うのにお前を手放せずにいる 友達だなんてなんて都合のいい言葉なんだろう 悠はどんな思いで今までこの言葉を口にしてきたんだろう あの頃の悠の笑顔を思い出していた
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