金縛り

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小学生のある冬の日の話です 父、母、弟、私の四人家族でマンションに住んでいます まだ私の部屋が弟と逆の時でした 私は父が作ってくれた木製のベッドでいつも寝ていました そのベッドは天井近くまであって、起き上がると頭をぶつけるほどなのですが、乗るだけでギシギシと軋むような物でした ある日寝る時間が来てもなかなか寝付けず、ゴロゴロとしていました 気付けば既に真夜中の2時 明日は学校だからヤバいと思いながらも、寝付けません 30分ほどたった時…ベッドの足の部分が "カツ、カツ、カツ、カツ" と鳴りはじめたのです 木製だから、ちょっと動いた時になったんだなっと自分に言い聞かせ、じっとしていると… "カツカツ、カツカツ" と誰かが突いてるんです 恐ろしくなって、電気を付けようとしました だけど、身体が動かない… 金縛りにあっていました。 "カツカツカツカツカツカツ" とドンドン音が近くなってきます ヤバいヤバい!!!と思いながらも何も出来ずにいると そのまま意識を失いました 朝になって両親に言っても信じて貰えず… 中学生に上がると共にそのベッドは捨てました あの時確認したんですが… カツカツと音がしていたとこには 釘で打ったような後がありました 思い出すだけでも身震いが止まりません
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