第1話 召喚授業で登場?

10/18
前へ
/22ページ
次へ
  ウォール 【妾を呼び出す者は誰じゃ】 小さな子供が使うには少々似合わない言葉遣い。 しかし、ユリアは気にしなかった。 ユリア 「かっわいいー!!」 可愛いのが大好きなユリア。 少々不釣り合いな言葉遣いでも気にせずに少女(幼女)を抱き締めれば契約をそっちのけで少女に頬擦りする。 ウォール 【こ、これ…何をするか! 妾は水の精霊王の娘であるぞ!】 ユリア 「はぅー、お持ち帰りー!!」 ユリアの腕の中で暴れる少女。 よく見れば少しぐったりしてきたようだ。 ウォール 【わ、わかった! 契約するっ、契約するから離すのじゃ!】 本当は戦う為に出て来た少女。 一部の生徒は少女に同情の視線を送っていた。 しかし、ユリアがその視線に気付くことはなかった。 ユリア 「契約してくれるの? やった!」 少女の言葉を聞けばやっと少女を解放しキラキラとした瞳で少女を見つめるユリア。 少女はそのユリアの視線に負けた。 ウォール 【妾は水の精霊王の娘、ウォール。 そなたに力を貸そう】 少女、――ウォールの言葉を聞けばユリアはウォールに魔力を与えた。  
/22ページ

最初のコメントを投稿しよう!

191人が本棚に入れています
本棚に追加