191人が本棚に入れています
本棚に追加
マルス
「証拠を見せて下さい」
目の前の(本人は堕天使と名乗る)人物にマルスは疑いの視線を向けながらもマルスよりも背の高いライドを見上げる。
ライド
【疑い深いねぇ~。 よーし、俺っちが堕天使って証拠はこれ! この翼を見よ!】
にやにやと口元に笑みを浮かべながらもマルスが疑ってくるのがわかっていたのかバサッと灰色の翼を背中から出せば背中を向け。
マルス
「……堕天使だとわかりましたが、契約拒否…」
ライド
【駄目駄目っ! 俺っちを召喚してくれる奴少ないんだよ! つーわけで契約して、契約してくんないと俺っち泣いちゃうかんな! 俺っちが泣いてもいいのかよっ!】
喚くライドにイライラしてきたのか笑顔を浮かべたままも額には怒りマークがついているのがわかる。
マルスは右手に魔力を集めればライドの頬を右手で平手打ちをした。
マルス
「魔力を与えれば契約完了ですよね? さっさと戻って下さい」
ライドはマルスの一撃により気絶してしまったのか目を回しながらもその場から消えた。
最初のコメントを投稿しよう!