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アキラ
「遅いぞ、お前らが最後だ」
既に校庭には他の生徒が集まっており遠くからガイア達が来るのが見えたアキラはため息をつきながら告げる。
ジーナ
「遅刻してないからいいじゃん先生」
全く反省の色も見せない様子に呆れながらも説教をしている時間もないので仕方なくアキラは諦めた。
小さく咳払いをしこちらに注目を集めればハッキリと、だが大きすぎない声でアキラは説明を始める。
アキラ
「今から始める召喚は非常に危険なものだ。 戦いを挑んでくる奴も居るから気をつけろ」
一通りの説明を終えればアキラは一人一人の名前を呼び召喚をさせる。
ジーナ
「今からワクワクしてくるぜ!」
ユリア
「ガイアはどんな子が召喚されると思う?」
落ちこぼれだと言われているガイアに問い掛けることではないがユリアは悪気なしに問い掛けた。
ガイアはそのことに特に気にした様子もなく口を開く。
ガイア
「俺は…」
バジル
「貴様みたいな落ちこぼれはEランクの下等動物で十分だ」
ガイアが喋ろうとしたのを遮り取り巻きを連れてやってきたのはバジル・ローレスト。
貴族と言うことにプライドを持っていていつも落ちこぼれと呼ばれるガイアを蔑んでいる。
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