俺が誰よりも寂しいのは

別れろに対して、わかんね、って日本語おかしいよね。

「って、言ってるけど？」

《は？》

「亀、今ここでハッキリ言っちゃえよ。」

《はぁ？ぴぃ、お前何言ってんの？》

「ハイ、仁。」

亀は、歌番組の収録を終えたばかりのセクシーな顔で、

「わからないなら、しね。」

と、携帯を切った。

もう俺的には大爆笑だったんですけど。

「はははは！しねって！しねって、久々に聞いた！」

「俺も・・・」

そう言った亀が今日初めて笑顔を見せた。

そうそう。
少しでも笑っていて欲しいんだ。

いつか仁の事忘れて、いつか俺の隣に来た時も、
亀は、こうやって笑ってくれたらいいな。
こんな俺に。