INSTINCT

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赤西といると強気な亀梨和也はどこかへきえてしまう。まるであの頃みたいに、また仲良くなれたりして、俺達… 『あに?』 『え、』 『なんだよ、さっきから俺の顔でもセイシャしてんの?』 それを言うなら写生だろ… 赤西が俺の膝上にあった歌詞ノートを覗く。急に距離が縮まって、何故か解らないけど逃げたくなった。 『亀』と、赤西が顔を上げると、そのまま俺達は舐める様にお互いの顔をじっと凝視した。
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