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支度を済ませて、私はアリスの家から出る。
「準備はいいかしら?」
「はい……大丈夫です」
「ならいいわ、とりあえず先に忠告するわ『私から絶対に離れないでね』」
「はっはい!」
アリスの言葉からは恐怖を感じた。
これから何かが起こる可能性が高いからだろう。 今私にできることはアリスから離れないことだけらしい。
「まずは森を抜けるわ」
「森をですか………」
私がいくら歩いても出れなかった森、アリスは道を知ってるのだろう
「ここは魔法の森の中なのよ、魔法の森は人を惑わすから」
「だから私も出れなかったんだ………」
「そうね、まぁ他にも危ないのはあるんだけど……」
「あなたなら大丈夫そうね」
「大丈夫?」
「そのうち説明するわ」
「それじゃ行きましょうか」
「はい」
私はアリスに着いていく
この森から出るために
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