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王子様:
「アイツ…なんなの…?
全く情緒ってもんねぇーなっ(-""-;)」
手渡されたガラスの靴は、いい感じに焼き鳥の薫りを醸し出し、手は思い出がこびりつく様に焼き鳥のタレがべっとりつけられており、ある意味トラウマになりそうな状況でありましたが、シンデレラの事を強烈に印象付けるのには十分な破壊力を秘めたシロモノでした。
隣国の王子様:
「素晴らしい置き土産を頂いたな。
これを手掛かりにかの貴婦人を捜索しょうではないか!!」
隣国のお姫様:
「そうですわね。これは、一刻を争う一大事です。
早急にかの方を見つけねば、この国の食料は、1週間を待たずに食らいつされますわよ」
国博士:
「明日、調査兵団を1個師団手配しましょう
この国の威信をかけて必ずや
かの方を探し出しましょうぞ」
※注 1個師団の規模は約1万人 因みに旅団は約6千人
シンデレラへの想いに浸っている王子様に対してその他大勢は殺ル気満々です。
王子様:
「あのさ~
これって確か・・・
シンデレラのお話ですよね?
なんでおめぇーらそんなに物騒な話してんの??
オレ、部屋に戻るわ」
王子様は、一秒でも早くシンデレラへの再会を誓い、舞踏会場を後にしました。
隣国の王子様:
「明日は、この国にとって最も厳しい一日になるだろう
ゆっくり、休みたまえ
くれぐれも妹君の部屋ではなく自室で寝るのだよ
友人がシスコンって本当に勘弁こうむるよ」
隣国の王子様は、シンデレラの事でも胸がいっぱいの王子様を労い、王子様が本当に妹君の部屋に行かないか、王子様が自室に戻るまで王子様をストーキングしました。
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