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静かな朝。鳥のさえずりだけが聞こえている。…普段は。
まぁつまり、今日は騒がしい。
亜樹子:……どうすんのよ…っていうかホントに翔太郎くんの妹!?
フィリップ:翔太郎!翔太郎!?僕の声が聞こえるかい!?
亜樹子:ダメだ…コレは…意識が…
亜樹子は呟くとスッ…と緑色の物を取り出し、ものすごい速さで翔太郎の脳天めがけて叩く!
スパァンッ!!
翔太郎:痛ぇっっ!?何すんだ亜樹子ぉ~っ!!
亜樹子:あ、起きた^_^
翔太郎:……はぁ…………どうしてこうなるんだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっ!!!!
…という感じで、今日はホント騒がしい
ーーーーーー
亜樹子:それで、えーっと…これはどういう事かな?翔太郎くん
翔太郎:う……い、妹…みたいなモンだ…
照井:みたいなモンとはどういう意味だ?
翔太郎:その辺はこっちに。
そう言うと翔太郎は焦った様子でダラダラ汗をかきながらショートカットで制服姿の女の子を指した。
?:ほぇ?あたし?えーと…まぁ、アレだ、小さい頃からの仲が良かったというか…兄ちゃんとして慕ってたというか…
翔太郎:家族ぐるみでの付き合い…って事だな。
フィリップ:翔太郎に妹がいたという事か…興味深い……
翔太郎:妹、じゃあねぇんだけどなf^_^;
?:どっちにしろ変わりはねぇよっ
ボーイッシュな少女はニカッと笑い、自分の名前を告げた。
?:あ、名前言ってなかったですね!あたし、黒崎鏡(キョウ)っていいます!
照井:あぁ。それは分かったが…何故、鳴海探偵事務所に?
鏡:それなんだけどさ、依頼じゃねぇんだよな…
フランクな話し方をする少女はゆっくりと口を開き…
鏡:しばらく事務所に置いてくれっ!!!
翔・亜・照:…………………は?
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