私…園崎はちょっと… by亜樹子

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鏡:な、なんだよ? 4人が驚きを隠せない中、鏡だけ状況を全く理解できないでいた。翔太郎が鏡の肩に手をかけ、緊張した面持ちで 翔太郎:落ち着いて聞いてくれ …と話す。 照井:来人とは……フィリップの事だ… いつもはズバズバ物を言うタイプの照井竜でさえも、言いずらそうに真実を告げる。 照井:そして、黒いコートの女は…フィリップ――来人の母親だ。 鏡:は?どういう事だ?つまり、フィリップと反逆しろって意味か?…っつーか園崎って!? 亜樹子:落ち着いて!鏡ちゃん…順を追って話すから、落ち着いて… 翔太郎:園崎とは、ガイアメモリを製造している一家。フィリップはその一家の長男で、フィリップには2人の姉がいる。 フィリップ:若菜姉さんと冴子姉さんだ… 鏡:あたしと園崎家がなんか関係あんのか? 照井:そこだ…シュラウドが残した言葉、「あなたは園崎を越える。来人と共に反逆しろ。」…か。 翔太郎:その言葉を残し、「アサシン」のメモリを… 鏡:あぁもうっ!ますますわかんねぇなっ!つか、あたしが話してただけどー…随分話しが反れたぜ? 翔太郎:お、おぅ悪ぃ悪ぃ 翔太郎が鏡の話しを促すと、照井とフィリップは完全に腕を組み、黙考し始めてしまった。
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