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「おはよ」
「おはよう柚鶴」
クラスが変わって、私を同情で見る人も少なくなり、友達も出来た
「…どしたの?」
友達はそう言って口許を指差す
「あ…」
叩かれた時に切れたんだ…
「ご飯食べてる時に噛んじゃってね」
「うわあ…いたそー」
友達は笑う、楽しそうに
ただいまと言って家に入る
「…叔母さん?」
嫌な予感がした
突然、パリーンッ、と耳を裂くような音が聞こえて
急いで音のした方へ向かう
「叔母さん!」
そう叫んだ先にあった光景に
私は何もかもを忘れたくなった
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