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秀「3時に駅前のカフェだけど…いい?」
さっきから聞こえてたから…
絢「うん、いいよ。人数は?」
秀「3人だよ。」
由利ちゃんに聞かないんだ…当たり前のようにはっきりと言った…
絢「うん、分かった。じゃあ明日。」
秀「おう。」
ピッ
彼の方が切るのが早かった。
なぜかあたしは虚しかった。
当日…
そして由利ちゃんと会った…
由「秀~!!」
由利ちゃんが…秀二の名前を呼んで走ってくる。いつの間にか『秀』になってるし…
…というかあたしに会いたかったんじゃないの?
秀「由。」
そう言うと立ち上がり由利ちゃんの方へ行こうとする。
せっかく二人で楽しんでたのに…行かないでよ。
由「あっ!!」
由利ちゃんが転びそうな時…秀二が受け止めた。
秀「ったく…由はお子様だねぇ。」
そう言って笑顔で由利ちゃんの頭を撫でた。
あたしの好きな笑顔と撫でる行為…
絢「ふふふっ…」
なんだかあたしが意外に嫉妬深くて自分自身を笑った。
秀「絢芽?なんで笑ってんの?」
秀二が聞いてきた。
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