会いたくて 会いたくて

5/9
前へ
/24ページ
次へ
秀「3時に駅前のカフェだけど…いい?」 さっきから聞こえてたから… 絢「うん、いいよ。人数は?」 秀「3人だよ。」 由利ちゃんに聞かないんだ…当たり前のようにはっきりと言った… 絢「うん、分かった。じゃあ明日。」 秀「おう。」 ピッ 彼の方が切るのが早かった。 なぜかあたしは虚しかった。 当日… そして由利ちゃんと会った… 由「秀~!!」 由利ちゃんが…秀二の名前を呼んで走ってくる。いつの間にか『秀』になってるし… …というかあたしに会いたかったんじゃないの? 秀「由。」 そう言うと立ち上がり由利ちゃんの方へ行こうとする。 せっかく二人で楽しんでたのに…行かないでよ。 由「あっ!!」 由利ちゃんが転びそうな時…秀二が受け止めた。 秀「ったく…由はお子様だねぇ。」 そう言って笑顔で由利ちゃんの頭を撫でた。 あたしの好きな笑顔と撫でる行為… 絢「ふふふっ…」 なんだかあたしが意外に嫉妬深くて自分自身を笑った。 秀「絢芽?なんで笑ってんの?」 秀二が聞いてきた。
/24ページ

最初のコメントを投稿しよう!

23人が本棚に入れています
本棚に追加