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絢｢え？…二人が幸せそうだなあって｡｣
あたしはとっさに嘘をついた｡
秀｢絢芽…｣
秀二は照れた顔をする｡
嫌…そんな顔しないで｡
あたしはつい…
絢｢幸せになってね｡｣
…そう言ってしまった｡
由｢…はい！！｣
由利ちゃんは驚いた表情を見せてからすぐに嬉しそうな顔をした｡
なんであたし…
本当は幸せになって欲しくない｡
私の手でぐちゃぐちゃに壊してやりたい｡
でも…もしそうしたら多分秀二には軽蔑される｡そんな事は絶対に嫌だ｡
由｢良かったあ…私絢さんに認められないんじゃないかって凄く心配だったんです｡｣
認める訳無いじゃない｡今すぐに別れて欲しいわよ｡何？認めないって言ったら別れてくれるの？別れてくれるなら何千回何万回だって言うわよ？
でもそんな事が言えないあたし｡
絢｢認めない訳無いじゃない｡二人ともお似合いよ｡｣
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