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「棗さんは、本当にお尻は初めてなの?」
「あ、ああ…」
「本当に?」
寝室のベッドに、棗を四つんばいにさせる碧。
「調べれば、わかるんだよ?棗さんが、お尻は初めてか、初めてじゃないか」
「ほ、本当に…」
棗が、そう言った時だった。
「あれ?棗さん、何これは?」
あやしく笑う碧。
碧が見つけたのは、綿棒だった。
「それはっ、見ればわかるじゃないかっ…」
慌てる棗を見て、碧は確信した。
棗は、綿棒をお尻に入れてオナニーしてるんだ。
「棗さん…綿棒で気持ちよくなってるんだね」
「!!」
棗は、頬を紅潮させる。
「いいんだよ、隠す必要ないから。
棗さんは、ローターやバイブは使わないの?」
「…そんな本格的な物は、使わないよ。
なにより、誰かにバレるのが怖くて…」
「そうなの。ま、ゲイじゃなくても、お尻にって人もいるみたいだけどね。
棗さんは、違うんでしょ?」
「ああ…オレは、本格的じゃないけどっ…女性より男が好きかも…」
「なあんだ。じゃ、棗さんも、やっぱりゲイじゃない。
バレるの怖かったから、言わなかったんだ?」
棗は、スッとうなずいた。
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