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「じゃ、棗さんのお尻
時間をかけて、ゆっくり、ほぐしていってあげる。
だから、オレと付き合って?」
「な…!?そんな…」
「バレたくないんでしょ?」
碧は、満面の笑みを浮かべた。
「…っ、碧…」
「棗さん、今日は指でしてあげる」
碧は、ローションを指にたらし
棗の蕾の部分に、ゆっくりと、少しずつ出し入れを始める。
「痛い?」
「いや…痛くはないが…変な感じだな…」
「綿棒は細いからね。
そういえば、さっき胸をさすったら
ゲイじゃないから感じない、くすぐったいだけって言ったよね?」
「ああ…あれは本当だよ。オレはどちらかというと…」
棗は、そこまで言った時、ハッとしたように、口を閉じる。
だが碧は、それを放っておきはしない。
「どちらかというと?なぁに?棗さん」
碧は、指の出し入れを止める。
「あっ…」
「言わなきゃ気持ちよくしてあげないよ?」
棗は、恥ずかしそうに言葉を続けた。
「…オレはっ、痛いのが…好き、だから…」
「へえ~」
碧は、嬉しそうに棗を見た。
棗の知らなかった部分を知る事が出来るのは、素直に嬉しくもあった。
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