デンジャラス☆スノーホワイト

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「確かに、…その、私の…せいだったり…。」 恐る恐る答えてみる。 「はっきり言え、はっきりと。」 剣の鞘で肩をつつかれる。 「わ、私のせいだと思います!」 表情を変えないままのヴェルデと驚いた様子の二人。 「貴奈…どういうことだ?」 「…私が、寂しいから…誰か迎えにきてくれないかなって…いつも考えていたから…。」 三人は何も答えない。 「ベソは居てくれたから一人じゃなかったけど、その…おとぎ話みたいなことが起きないかなって…毎日考えてたことが原因だと思います!」 私の部屋で寝ていたのであろう ベソは今までの騒ぎを気にも留めず、今頃起きてきた。 そして私の頬をペロリと舐める。 「…それが心当たり?」 「うん…普通の人よりも、ずっとたくさん空想してたからだと思う…。暇さえあればって感じで…。たぶん、私が呼び寄せたんだと思う…ごめん、いい歳して恥ずかしくて…言えませんでした…。」 「…でもわざとじゃないんだろ?」 オルフェが言う。 「お前が俺達を意図的に呼び出したわけじゃないんだろ。なら謝ることない。」 「オルフェ…。」 「そうだよ!僕はタカナのせいだなんて思ってないよ。」 「マリス…!」 思いがけない優しい言葉に涙腺が緩む。 良かった…嫌われなくて…。 「…じゃあ、俺達がここへ来たのは偶然であったと?」 不機嫌そうにヴェルデが言った。
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