幼少期

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そんな父ですが、不思議な事に私が止めに入ると、おとなしくなる時がありました。 『家族を守らなきゃ!』 そんな気持ちから、父と母のケンカの間に入っては、仁王立ちで声だけは威勢良く、小さな体はガクガク震えながら、よく仲裁していたものでした。 この父の酒乱は、同居していた父方の祖母が亡くなったのをきっかけに、年々落ち着き、今現在はすっかり落ち着いています。 私達子供に、大きな深い傷が心に刻まれているとは、この頃は全く気付いてなかったのです。
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