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数年前、砂浜と駐車場の堺に、遊歩道と綺麗な公衆トイレが整備されてから…
海水浴シーズン以外でも、人が立ち寄る様になってきた。
慶太も、遊歩道が出来てからは良く海まで散歩に来ていた。
「けいちゃん! おでん食べてきな!」
近所のオバサンが声をかけて来た。
「いま…なんも無いから…いいよ…」
「いっつも世話になってるから…遠慮しなくていいから…食べてきな!お金なんて要らないから!」
このシーズンは、地元住民には稼ぎ時なので…
普段は、専業主婦のオバサン達も、売店を営んでいた。
慶太の母親と、仲の良いオバサンなので、時々ご馳走になったりする。
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