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ある日、彼は家にやって来て
『結婚しよう』
と、羊皮紙の婚姻届を出した。
私は彼がどっちの〈私〉と
結婚したいのか
わからなかったから
どうしていいか
わからなかった。
『聞いて欲しいことがあるの。』
彼にランジェの話をすると、
少し困った顔をしてから
『その、ランジェ?も君の一部なら、僕はそれごと受け入れる。
ただ、
そうゆうことを外で言うのは
止した方がいい。
二重人格も二人で少しずつ治して行こう。』
と、引き攣った笑顔で言った。
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