家内黙示録

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歩き続けていると 「そういえば 山下先生…ご家族は」 唐突に庸平が聞き始めた 歩き続ける 「んお? ああ、親は外国で軍をやっててよ 家に厳重なロックで武器とか保存されてるぜ」 歩き続ける… 「山下先生…」 「なんだ?」 「まぇ!」 バァン バァン 振り向いた山下先生の後ろに奴が迫っていた 美花は とっさに銃を抜き 撃ち放った 山下先生の背後で 奴らの血か飛び散る 山下先生は ポケットからナイフを抜き去り 奴の首を断ち切った ブシャァァ!! 「ナイスだ! 今井さん!」 「しゃべってる場合じゃない!駆け抜けるぞ!」 庸平は 二人をせかし 走り出した 二人もそれを見て 庸平を追うように走り出した 庸平は鉄の棒を振り回し 前方の奴らを凪払う その間に 山下先生は 先頭を走る… バァン バァンバァン! 山下先生は 器用に片手でショットガンを撃ち放ち 奴らを一掃していく 「リロードキツいな!」 奴らが周りにいても 山下先生は笑っていた
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