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そっと
奴らのいる教室を
のぞいた…
(気づいていない?)
しかし
そのとき
突然身を屈められ
何が起きてるのかわからない美花が
見てしまった…奴を
「ひっ!!」
まずい!
庸平は
とっさに美花の口をふさぐが…
もう遅い…
奴はこっちを向いて近づいてくる…
「くそっ気づかれた…」
美花の口をふさぎながら
庸平はなんとか
生き延びるすべは無いのかを考える…
…無理だ…
ここで俺は死ぬ
(俺は…美花を守る…)
庸平は覚悟を決め…立ち上がった
庸平は死ぬだろう…
恐怖で体が動かない…
覚悟は決めたのに…
動かない…
奴が近づいてくる…
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