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結局俺はアイツに無理矢理持たされた戦利品の御馳走を持ったまま、あちこち付き合わされた。
そんで、施設に帰って来た。
施設に戻ると、どっから沸いて来たんだよっつー位の数のガキがわらわらと現れて、俺達を取り囲んだ。
「お帰りなさーい!!」
一斉に挨拶された。
まるで、ヤクザの親分の帰りを歓迎する舎弟の様だ。
「はーい、みんなただいま! 今日の特売、ちゃんと買えたよ!」ミューが俺には見せてくれた事も無い様な笑顔を湛えて言うと、ガキ共が、ヤッター、と大騒ぎ。
何だ?
俺が持たされてる戦利品とやらは、何が入っているんだ?
――気になる。
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