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「ありがとう。元気出た。でも、まだ元気が足りねーんだ。だから、お前で充電させてくれ」
「しょうがないわね、もう」
美羽も俺の手を握り返してくれた。
あったかいな、美羽の手。
今だけじゃなくて、ずっと繋いでいたい。ずっと離したくない。
お前は、俺が望めば、何時でも俺を受け入れてくれるんだな。
ありがとう。
こんな淋しい夜は、お前の傍じゃなきゃ、きっと俺は潰れてしまうと思う。
悲しみと苦しさに、押しつぶされちまうだろう。
チイが居なくなっちまって感じる淋しさは、お前の傍じゃなきゃ乗り切れないと思う。
こんな夜は、お前が淹れてくれた美味い茶でも飲みながら、他愛もない話でもできればいいな――
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