帝都ギフェルネシア

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「あぁ…また来るよ」 「坊主…俺のことを駄目人間なんて思っただろ?」 「いや……」 「顔に出てんだよ!!」 また顔に出てたのか……。 この癖は治さないといけないな。 「よ~し…俺の実力を見せてやるよ その剣を渡せ!!」 ガルバスは俺が返事をする前に強引に剣を奪った。 「お、おい!!」 「まぁ見てなって」 そう言うと剣を火の中に入れて直ぐに出すと懐から取り出した謎の粉をかけて手に持っていた小さなハンマーで剣を打った。その作業を何度も繰り返している。 本当に大丈夫なのだろうか。 そんなことを考えながらずっと見ているとガルバスは新しい作業に入った。 ━━ジュー……… ガルバスが水が入っている桶に剣を突っ込むと水が熱によって蒸発する音が聞こえる。 素早くそれを取り出すと村長から貰ったところどころが錆びついていた剣が銀色に輝いていた。 「ほれ!鍛え直してやったぞ」 俺はガルバスから剣を受け取り剣を見る。ついちょっと前に持っていた剣とは思えないほど輝いていた。
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