帝都ギフェルネシア

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「試しにこれを斬ってみろ」 ガルバスはそう言うと地面に落ちていた拳サイズの石を投げてきた。 俺はその石が落ちてくるタイミングを予測し斬る。 「あれ?」 まったく斬った感覚はなかったが地面には真っ二つになった石が転がっている。 「切れ味っていうのは大事なものだぞ」 「凄いな……」 思わず感嘆する。 切れ味だけでここまで変わるとは思ってもみなかった。 「いいか 切れ味ってのはずっと使ってれば落ちるものだ 切れ味がなくなってきたと思ったらいつでも俺のとこへこい! いつでも鍛え直してやろう」 「あぁ…ありがとな!! また来るよ 今度は酒か煙草を持ってな」 俺はガルバスにお礼を言うと剣を鞘にしまい鍛冶屋をあとにした。
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