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僕、レンスはレグルスに地図と合い鍵を渡したあとある場所へと向かった。
━━カラン!カラン!
「お!レンス君か今日もいつものを飲んでいくかい?」
カフェのマスターは僕に聞いてくる。
「いや……今日は別の用事できました
ユーリさんに話したい事があって」
「そうか
ユーリ君ならいつもの部屋にいるぞ」
「わかりました
いつものコーヒーはまた改めて飲みにきますね」
僕はマスターに、にっこりと笑って言うと二階の奥にある部屋へと行った。
━━ガチャ
「レンスか……
突然どうしたんだ?」
ユーリさんは部屋の中央にあるソファーに座って猫を撫でている。
動物から好かれる体質のようでだいたい動物といることが多い。
「ギフェルネシア城である事件が起きたのでその話を……」
そう言うとユーリさんの表情が変わった。
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