始まりの前日

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「ところで村長はどこにいるんだ?」 とりあえず村長の家つまり自分の家に一旦、帰ることにした。 自宅の前までくるとわざわざ家に入るのも面倒なので外から大声で呼んだ。 「村長~!!いるか~?」 大声で呼んでも返事がないので多分いないのだろう。 他に村長がいそうな場所を考えていると突然、後ろから女の声がした。 「お父さんなら倉庫にいるわよ」 「なんでまた倉庫なんかに……?」 振り返りながら彼女に言う。 彼女の名前はアリア。 村長の娘で年齢は俺の1つ上。スタイル抜群で顔も整っており金色の長い髪が特徴的な俺の姉のような存在だ。 「レグルスにあれを渡しておかないといけない。とか言ってたわ」 「あれってなんだ?まぁいいか……とりあえず倉庫に行ってみる!!」 そういうと倉庫に向かって走り出した。
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