第3章節~続③

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月に向かって僕は祈るどうか明日も彼女が笑顔でいられますようにと… 僕にあなたを思う資格なんてないことぐらい分かっている だけど…どうかお願い 心の中だけでいいから、夢の中だけでもいいから護らせてくれないか? キミの未来を、キミのすべてを… 今夜も月に向かって僕は祈る 太陽が似合う彼女のために 月と太陽は僕らのように同じ世界には生きられない だから僕はあなたのもとへはもう戻れないだろう… 僕の手は君が好きと言ってくれた手は、もうこんなに穢れてしまった もし、またあなたに会えることができるのなら またあなたは言ってくれるだろうか… 僕を救ったあのコトバ ―汚れたのなら洗えばいい。私はあなたの暖かい手がダイスキだよ―と…image=59828661.jpg
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