★プロローグ

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いつしか辺りは静かになり、少女も泣き叫ぶのをやめた。 何故冷たくなったのか、何故こんなにも涙が溢れ出ているのか、最初のうちはわからず理解する事がでかなかった。 しかし、泣き叫ぶ中家族・友・町の人々は死に悲しくて泣いているのだと理解した。 少女は幼すぎた。 皆が死んだ事は理解したものの[死]を受け止める事ができず、瞳に光はなく、心には深い闇が残った。
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