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気を取り直して三番手。
「次は俺か…」
「…」
大いなる不安を抱きながらも、ガルムは箸を持つ手を鍋へと伸ばす。
その様子を隣でドキドキしながら見詰めるナヴィ。
「ん~…これにすっか」
やがて適当に選び出したそれを鍋から掬い上げ、少し冷ましてから一口。
しかし、その瞬間。
「qあwせdrftgyふじこlp…?!」
「ガルムーっ!?」
いきなり白目を向いて彼はテーブルに突っ伏し倒れる。
その原因は。
「おい誰だ『オオマヒシメジ』なんて入れやがった奴は!?」
近くにいたビリーが小皿を見ると、そこには僅かに歯形のついた毒々しい黄色の大きなシメジことマヒダケ系では一番危険なキノコであるオオマヒシメジが。
す る と…
「………」
『…!?』
またしても『ゴゴゴ…!』と効果音が付きそうな位、全員の目にもはっきり見える程赤黒いオーラを立ち上らせるナヴィ。
「これ、入れたの…だ・あ・れ?」
『…!!』
青筋を沢山浮かべプッチン寸前の笑みを見せながらそう問う彼女に全員がこう思う。
『勝てる気がしない』と…
「………!」
「!!!」
「ぐえっ!?」
その時。
闇に紛れて逃走を図ろうとした気配を鋭敏に察知した彼女は、すぐさま目が赤い残光を引く程の勢いで飛び掛かって取り押さえる。
その正体は…
「…DJさぁ~ん?、何処に行こうとしてたのかなぁ~…?」
「わっ分かったから落ち着け!、本当はマヒダケのつもりが間違えたんだよ!」
「…」
すると無言で彼女はティナに視線を送る。
そしてその返事は…
「…DJ…」
「…?」
「…ドン引きだから逝って良し」
「俺オワタ\(^o^)/」
「ヒャッハー!!、汚物は消毒だぁー!!」
「qあwせdrftgyふじこlp?!?!」
リタイア二名。
ガルム→オオマヒシメジを食った為。
DJ→ナヴィに全力フルボッコされた為。
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