いつもと違う朝

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友達っていうか、兄的存在かも。 何気に頼りになるし。 何気に、ね…。   俺は席に着き、カバンを置く。 だるい。 マジでだるい。 学校ってだるいわ…。 こんなのが世の中にあるっていうのが間違えてるよな? 「今日はどーした? 朝練も来ないで」 前の席の須藤 修(スドウ シュウ)が後ろをむいて聞いた。 修は同じバスケ部。 レギュラー同士。 こいつの運動好きと女好きには感心する部分もある。 俺もそーなんだけど、修の方がすごい。 優先順位は女が一番。 これは変わらない。 修は頭は決して良いと言えるほどではない。
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