告白

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-キーンコーンカーンコーン- 「あっ、授業はじまった。教室戻るぞ」 俺は呆然と海羅が去って行った場所を見てた。 海季がその場を動かない俺を引っ張っていく。 飛龍海羅…。 ホントにお嬢様って感じの名前。 引きずられながら窓の外をみると小鳥が飛び回っている。 自由な鳥が羨ましくもなった時もあったけど、 そんな自由を手に入れるには危険が多すぎる。 いつ死ぬか分からない。 そんな場所で生きている鳥達。 それに比べたら人間は何不自由なく暮らしてるんだなって思う。 食べ物だってスーパーに行けば手に入る。 そんな世の中で生活している人間。 そんなの小鳥たちは知る由もないんだ。 俺は海季に引きずられながら冷静に考えた。 今、思うとなんてことしたんだ? 俺はアホか? いや、アホだけどさ……。 いきなり腕を掴んで 「付き合って」だもんな…。 他の女なら有無を言わずに俺と付き合ってると思う。 その自信はある。 だから海羅に拒否られた時は正直驚いた。
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