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先「えー、今日は転校生が来てます。よし、入って来い」
泉は普段明るい性格なので転校生と言うワードに、ん?て反応を示す。
ガラガラ
扉を開けて、教室に入って来た人物に泉は己の目を疑った。
先「じゃあ、簡単に自己紹介して来れ」
?「はい・・・この度快特中学に転校して来た、時村 甚平です」
右目に眼帯、風邪でも花粉症でもないのにマスクをしていて、左目は何処か別の空間を見ているかのようにひどく虚ろな風貌の甚平との再会に戸惑う泉。
先「えーっと、お前の席は・・・」
細春先生が甚平の席を探していると、
生徒「先生顔の傷どうしたの?」
と生徒から質問がくる。
先「あぁこれか、これは、鷹・・・」
泉「先生!!私の隣空いてます!」
周りから見れば笑っているような顔だが、正面、つまり先生から見れば、蛙を睨む蛇のような眼で見ていた。
先「いや、何でもない・・・じゃあ、時村、鷹林の隣座ってくれ」
甚「はい」
甚平は席に付いた途端顔を突っ伏して寝てしまった。
泉[雰囲気変わったなぁ]
甚「じろじろ見てんじゃねぇよ」
うつ伏せたまま言われたので泉は少し怒りを覚えた。
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