4人が本棚に入れています
本棚に追加
/202ページ
前回の失敗でお金が減ってしまったマサカズ君は高い給料を求めて市役所の窓口で働く事にした。
尚且つ、夏は涼しく冬は暖かい環境、今のマサカズ君には絶好の条件だったのだ。
「やぁ~マサカズ君、君が窓口にいてくれると役所の重い空気も明るくなってくれそうだよ!」
役所のお偉いさんは人気者のマサカズ君を歓迎しているようで、楽勝だな…とマサカズ君は思っていた。
マサカズ君にとってもう1つ大切な事がある、それは…
「それで休憩は何分置きに出来るんですかね?」
「ハッハッハ…休憩は昼の12時から1時まで、3時になると交代で15分の休憩だよ」
何とも最高な環境だろうか、残業も無く定時には必ず終わる。そんな条件を聞きマサカズは意気揚揚に即答した。
「無理です!」
今回、マサカズ君は働く前に自分の身の危険を感じたのであろう。これはある意味天才マサカズ君のシックセンス(第6勘)でも有り進化かもしれない。
歩きタバコ禁止区域を、スパスパと煙をふかしながら歩くマサカズ君の背中はとても大きく、そして、とても大人とは思えなかった。
天才マサカズ君の命が尽きるまで、あと
「361日…」
最初のコメントを投稿しよう!