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天才故にその理解をしてくれる人は少ないな…とマサカズは思いながらも振り返りドームを見つめる。
そんなマサカズを小さな小学生が見つけ駆け寄ってくる。
「なんか、おじちゃん見た事ある!サイン頂戴!」
「しょうがねぇな…」と少年のシャツの背中に油性ペンで
「天才参上!」と汚い字で書いては笑って走り出す。少年はマサカズに、ありがとう、と大きく手を振っている。
思わず心に思った事がふと言葉になり出てしまう。
「スポーツはダメやな…」
天才マサカズ君の命が尽きるまで、あと
「363日」
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