執事

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………ゾク…。 ―――何だ?この殺気。それに、俺より強い…? 個室トイレに桜並木道で響いた女の子の声。その声に振り向いた彰人。 彰「何で女が男子トイレにいるんだよ。」 ?「さぁ。」 ―――つかめない奴。とりあえず余裕ぶってないと。 彰人ゎ警戒しながら、トイレにいる女の子に話し掛けた。 彰「何で昨日も話し掛けた?昨日から少し周りがおかしいような気がするが。」 ?「あなたゎ消滅する。」 彰人ゎイライラしながら、話を続ける。 彰「だから、何なんだよお前ゎ。消滅?訳分かんねぇよ。」 ?「好き勝手ゎ…ここまで。この私の力で償ってもらう。」 彰人ゎ何となくこの女の子が言っている事が理解できた。彰人ゎポケットから手を瞬間的に女の子に向けて突いた。 彰人の攻撃ゎ鞘から刀を抜き出して突く様にポケットから手を抜き出して殴る。 今までの男にゎ効いたが、この女の子ゎ何も使わずに防御を取り、相打ちになった。 ……ガイン!……… ――な?! ?「私にゎ全て効かない。」 彰人ゎ驚愕し、しばらく動けないで居た。 ?「ここじゃダメだね。もう少し広い所にいこうかな。」 彰人ゎ後退りしながら、トイレのドアに手を掛ける。が、いきなり女の子が消えて後ろから声が聞こえる。 ?「逃がさない。」 彰人ゎ声の主から逃げるように退く。 この女の子ゎ手に本を取出し、彰人の後ろに回り込み彰人に触れた。 彰「くそ。この!」 彰人ゎこの女の子に殴りかかったが、素手で止められた。 ――強い。…? 女の子と彰人ゎ気が付いたら、どこかへ飛ばされていた。 彰「ここゎ、…どこだよ。」
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