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翳した右手が青白く光り、光が止んだと同時に手を前に翳した。
「…え。」
闇神の手の先に現われたのゎ、本の中にあったドア。
?「これで自分の家に戻れる。時間までゎ戻せない。だから悪者がひれ伏すまで耐えなさい。」
「ひれ伏す?」
「いつかそうなる。あなたゎ耐えなさい。」
「うんわかった。」
闇神ゎ女の子の頭に手を置く。闇神の手が黒く光った。
?「そのドアを閉じたと同時にあなたの記憶ゎ昨日に戻る。仕方ないが勉学の記憶も無くなる。それゎ了承してくれ。」
「わかった。ありがとう。闇チャン。」
「闇…チャン。」
闇神ゎ顔を少し赤くした。
「どういたしまして。」
闇神ゎペコッと頭を下げる。その仕草ゎいかにも子供らしい。
ドアが開いた。
光が差し込んでくる。
女の子ゎドアに向かい歩いていく。ドア直後に振り向いて、言った。
「闇チャン!また会おうね♪」
女の子ゎドアの向こうに行き、手を振っている。
闇神ゎ笑顔で見送ったが、ドアが閉じたと同時に真剣な顔つきになる。
「悪い事をするとどうなるか思い知らせる…。」
闇神ゎドアを片付け、その場を去った。
―――それが、私の仕事。
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