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俺達の住む世界以外にも、多くの世界が存在していて、その世界の多くに魔王がいる。
俺達はその魔王の一人になるべく、ここに呼ばれた。
また、本来魔王として選出されるのは、悪魔族や獣族などファンタジーの奴らであり、人が選ばれることは今だかつて無いらしい。
この魔王選出は、世界の平和を保つ大切な仕事であるということ。
と大まかに神が説明してくれた。
「久しぶりじゃのー…話が通じる相手は…今までの魔王は話す間もなく襲いかかってかたからのぅ」
「何で俺達が魔王なんですか?」
「わしゃ、知らん。なんでこんな弱っちそうなガキが選ばれたのか、こっちが聞きたいぐらいじゃ」
「えぇー!神様が選んだじゃないんですか?」
「違うわい。魔王になる者は時期がくると特有の信号を発するのじゃ…信号を発する者を連れて来て、魔王にして世界に送りこむ。それがワシ、神の仕事じゃ」
影丸は必死にこの状況を理解しようと励んでいた。
「どうせ、おぬしら魔王にしても、すぐ勇者にやられるじゃろうし、送りこむ世界が『オルタナ』じゃからなぁ」
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