Episodeー2 桜舞う冥界

13/19
前へ
/319ページ
次へ
幽々子 「なるほどね~」 渚 「はい。ところで紫さんは?」 妖夢 「もう帰りましたよ」 おそらく眠たかったんだろう… 幽々子 「それと…はい」 渡されたのはさっきの水色の着物と刀だった。 渚はそれを受け取った。そして刀を見た。 渚 「これは…さっきの…」 刀を抜き刃を見る。やはり最初見たときと同じ、白銀の様な輝きを放っていた。 妖夢 「私の刀と似てますね」 すると妖夢は腰に挿してある刀を見せる。その刀は渚の刀と同じ長さで、同じ形でもあった。 幽々子 「でも、渚の刀は初見からしたらただの杖にしか見えないわ」 確かに、最初見た時はただの杖かと思った。 そして渚はゆっくりと刃を鞘に収める。 妖夢 「でも、これで渚さんの能力は……二つ…」 渚 「雷を操る他に…何かあるんですか?」 幽々子 「えぇ…あなたのもう一つの能力…それは『剣術を操る程度の能力』よ」 剣術…… 渚は刀をじっと見ていた。
/319ページ

最初のコメントを投稿しよう!

158人が本棚に入れています
本棚に追加