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そして時が過ぎて夕方になった。
妖夢
「それでは戻りましょう」
渚
「はい♪」
竹箒を肩にかけながら階段を昇る。
今日の仕事はこれで終わった。
妖夢
「どうでしたか?」
渚
「膝が……」
ずっと立ちっぱなしだったせいか両足が棒の様になっていた。
妖夢
「しばらくしてしたら慣れますよ」
妖夢は笑顔で返した。
渚
(妖夢さんって本当は優しい人なんだ♪)
渚は心の中でそう呟きながら、笑顔で返した。
居間……
渚・妖夢
「戻りました」
幽々子
「お帰りなさい♪お茶とお菓子あるわよ」
縁側で座っている幽々子の隣には大量のみたらし団子が。
幽々子
「おいしい~♪」
みたらし団子を頬張る幽々子。ここの主とは思えないほどおっとりとした雰囲気であった。
妖夢
「はぁ…渚、頂きましょうか」
渚
「ですね♪」
二人も縁側に座り、茜色に染まる空を見ながら団子を食べていた。
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