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そして夜。
『いただきます』
只今、夕食中。今日は鍋だ。
幽々子
「鍋なんて久し振りね~」
相変わらず凄いスピードで食べていく。
渚
「あははは……」
もうただ笑うしかない渚。
そして庭を見る。
渚
「ほわぁ………」
冥界の夜はまるで神秘的な美しさでだった。おそらく外の世界では決して見ることが出来ない程の美しさだろう。
妖夢
「渚!渚!」
妖夢が渚の背中を叩く。
渚
「はっ?!何でも……」
幽々子
「おそらく外の景色に惚れちゃったのかしら~♪」
図星です…だって本当に綺麗な夜空ですし。
渚
「すみません…」
幽々子
「いいのよ~♪それより早く食べないと無くなるわよ」
鍋の中の具はもう半分になっていた。
渚
「あわわわ…」
無くなる前に早く具材を取る。そして食べる。
妖夢
「どうですか?」
渚
「美味しいです!♪」
今日の夕飯は渚にとっては温かな食事であった。
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