158人が本棚に入れています
本棚に追加
/319ページ
渚
「ふぅ………」
縁側に座り夜空を見上げる。そこには満天の星空が天を翔ていた。
渚
「綺麗………」
目に飛び込む星に目を奪われる。それほど綺麗だ。
妖夢
「どうやらここの星空が気に入ったようですね」
妖夢がやって来た。手にはお盆を持っていた。
妖夢
「お茶いります?」
渚
「いただきます」
妖夢からお茶を注いでもらい、ゆっくりと飲む。
渚
「ふぅ……」
そして目の前には大きな桜の木があった。
渚
「ん?…これは……」
渚の目の前にやって来たもの。それは桜のような色をした蝶だった。
妖夢
「幽々子様…」
妖夢が小さく呟く。
そして渚の目に飛び込んできたものは桜の木の周りを綺麗に飛び回っている蝶だった。
渚
「凄い……」
桜の周りだけ桜色の灯が映る。
妖夢
「綺麗です……」
その美しさは外の世界には無いものだ。
その桜の木の後ろでは…
幽々子
「ふふふ……渚、幻想郷へようこそ…♪」
扇子を広げながら幽々子が蝶を放っていた。
そして渚の一日は終わりを迎えていった。
最初のコメントを投稿しよう!